
永久脱毛をしたいと思っている人にとって気になるのが「医療脱毛」です。
信頼性があり効果がある方法として人気の医療脱毛ですが、その具体的な仕組みや効果について、詳しく知る機会はなかなかありません。
この記事では医療脱毛がどのようなものなのか、その基本的な仕組みからエステ脱毛との違い、そしてクリニックの選び方まで、詳しく解説します。
目次
医療脱毛とは?基本の仕組みを知ろう
まずは、医療脱毛の基本的な仕組みから詳しく見ていきましょう。

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仕組みを理解することで、どうしてそのような高い効果を発揮できるのかの理由がわかります。
医療脱毛の基本原理
医療脱毛という言葉を聞いたことはあるけれど、具体的にどういうものかまで詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか。
基本的には、レーザーを皮膚に照射し、毛根のメラニンが吸収して熱を発生させ、その熱で毛根を破壊し、毛の成長を阻止する方法です。
医療脱毛機器が発する光は特定の波長を持ち、その波長は特にメラニンに反応します。
だからこそ、毛根のメラニンだけが熱を発生させて破壊されます。

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この仕組みによって、肌へのダメージを最小限に抑えながら、確実に毛の成長を阻止することが可能なのです。
医療脱毛はなぜ永久脱毛とされるのか
なぜ医療脱毛は「永久脱毛」とされるのでしょうか。
それは、医療脱毛が毛穴の奥にある毛を生やす組織を破壊するからです。
一度破壊された毛根からは、新しい毛が生えてきません。
永久脱毛は、アメリカの電気脱毛協会(American Electrology Association)によって「最終脱毛から1ヶ月後の再生率が20%以下である脱毛」と定義されています。
医療脱毛はその状態を作ることができます。

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すべての毛根を一度の治療で破壊することは難しいため、永久脱毛を達成するには数回の治療が必要となるでしょう。
医療脱毛とエステ脱毛の違い
医療脱毛とエステ脱毛はそれぞれ異なる特徴とメリット・デメリットを持っています。

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ここではそれぞれの特徴を見ていきましょう。
医療脱毛 | サロン脱毛 | |
---|---|---|
永久脱毛 | できる | できない |
脱毛の種類 | 医療脱毛(レーザー脱毛) | 光脱毛(IPL脱毛、S.S.C.脱毛など) |
脱毛完了の目安となる回数 | 5~8回程度 | 12回~20回程度 |
料金の相場(全身脱毛の場合) | 15万円~30万円 | 10万円~20万円 |
施術者 | 看護師 | エステティシャン |
痛み | ゴムで弾いたような痛み | ほぼ無痛 |
麻酔 | 使用可能 | 使用不可 |
医療脱毛とエステ脱毛の処理方法の違い
エステ脱毛では光を当てるフラッシュ脱毛と呼ばれる方法で脱毛します。
この方法は特定の波長の光を用いて、毛の色素に反応させることで熱を発生させ、毛を弱らせるというものです。
しかし減毛効果しか得られないため、定期的な施術が必要となります。
一方、医療脱毛はレーザーを用いて毛根にある組織や発毛を促す領域を破壊し、毛の再生を阻止します。

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これにより長期的な効果が期待できます。
それぞれのメリットとデメリット
エステ脱毛のメリットは低コストで始められることや、施術自体が比較的痛みが少ないという点です。
ただし、短期的な効果であるため、継続的な施術が必要になります。
また、施術時間も長めに設定されていることが一般的でしょう。
医療脱毛のメリットは、一度の施術で高い効果を期待できる点です。
しかし費用が高額になりがちで、施術時の痛みもエステ脱毛より強い傾向があります。

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これらを踏まえ、あなた自身のライフスタイルや脱毛に対する希望、費用対効果を考慮して選択をするのがおすすめです。
クリニックによって違う!医療脱毛機器の種類
医療脱毛機器の種類は多く、それぞれの医療脱毛機器には違いがあります。

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自分の毛質や肌質、体質に最適な機器を選ぶことが重要です。
アレキサンドライトレーザー | ダイオードレーザー | ヤグレーザー | |
---|---|---|---|
脱毛方式 | 熱破壊式 | 熱破壊式/蓄熱式 | 熱破壊式 |
波長の長さ | 755nm | 810nm | 1,064nm |
アプローチできる場所 | 毛母細胞 | 毛母細胞・バルジ領域 | 毛母細胞 |
適している肌質・毛質 | 普通肌、普通~剛毛 | 様々な肌質・毛質に対応 | 様々な肌質、産毛~剛毛 |
痛み | 感じやすい | 感じにくい | 感じやすい |
特徴 |
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このレーザーを導入した脱毛機 |
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よく使用される医療脱毛機器の種類
医療脱毛には主に、ダイオードレーザー、アレキサンドライトレーザー、YAGレーザーといった種類のレーザー機器が使用されます。
ダイオードレーザーは肌への負担が少なく、広範囲の施術が可能です。
一方、アレキサンドライトレーザーは強力なパワーで深部の毛根にまで届き、効果的な脱毛が期待できます。

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YAGレーザーは深い層の毛根に到達可能で、濃い色の毛に対しても効果的です。
医療脱毛機器選びのポイント
医療脱毛機器を選ぶ際には、まず自分の毛質や肌質、体質を考慮することが重要です。
ダイオードレーザーは毛質や肌質を選ばない万能タイプなので、産毛脱毛や痛み弱い方などに適しています。
アレキサンドライトレーザーは強力なため、毛が太く濃い方や毛周期が短い方に適しています。
一方、YAGレーザーは深い部位の毛根にまで届くため、深い部位の脱毛を希望する方などに向いています。
ただ、取り扱っているクリニックは他のレーザー機器よりは少なめです。

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これらのポイントを考えつつ、最終的な決定はクリニックの医師との相談により決めることをおすすめします。
医療脱毛の流れとアフターケア
医療脱毛の流れとその後のアフターケアは、脱毛の効果を最大限に引き出すために重要な要素です。

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脱毛の際に脱毛場所や麻酔など、自分で選択できるさまざまな要素があることも知っておくと便利でしょう。
医療脱毛のプロセス
医療脱毛のプロセスは、まず初めにクリニックでのカウンセリングをするところから始まります。
この時、自身の体質や肌質、脱毛を希望する範囲などを医師や担当看護師に伝えましょう。
カウンセリング後には、専門的な視点をもとに最適な脱毛機器と施術方法を提案してくれます。
脱毛の施術は数回に分けて行います。
麻酔の有無は、痛みに対する個々の耐性や希望により使用が可能です。

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施術後は、炎症を抑える軟膏などを塗布します。
アフターケアの重要性
施術後のアフターケアは、肌トラブルを防ぎ、脱毛効果を持続させるために重要です。
施術直後は肌が敏感になっているため、刺激物を避け、まずは保湿をしっかりとしましょう。
さらにUVケアを念入りに行うことが必要です。
また、赤身や炎症がある場合は濡れタオルで冷やしたり、処方された軟膏やクリームを塗ったりなど、適切なケアをしましょう。

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適切なアフターケアを行うことで、肌を健康に保ちながら最良の脱毛効果を得られます。
医療脱毛の効果はどれくらい?
医療脱毛の効果と施術期間については、多くの方が関心を持つポイントでしょう。
期待できる効果や結果が出るまでの時間は、クリニックやその人の状態によりさまざまです。

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施術の回数や間隔によりますが、ここでは一般的なケースを説明します。
医療脱毛の期待できる効果
医療脱毛は、レーザーにより毛根のメラニン色素を破壊し、毛の再生を抑制します。
これにより、施術後は毛の生える速度が遅くなるとともに、毛質自体も細くなることが期待できます。

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毛が生える周期の影響で一度の施術では全ての毛を脱毛することは難しいため、数回の施術を重ねることで効果を実感できるようになります。
どれくらいの期間で効果が出る?
効果が現れるまでの期間は、その人の毛が生える周期や体質によりますが、一般的には3〜4回の施術後に薄くなったと感じる方が多いと言われています。
毛がほぼ生えなくなる状態になるためには、約6回〜10回の施術が必要とされています。
ただし、施術の間隔は2ヶ月〜3ヶ月程度空けるのがおすすめです。

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毛が生える周期に合わせた施術をすることで、効果を感じられるでしょう。
後悔しないために知っておこう!医療脱毛のデメリット
医療脱毛には多くのメリットがありますが、デメリットも存在します。

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施術を受ける前に、どのようなデメリットがあるのかを知り、後悔しないようにしましょう。
施術時に痛みを感じやすい
医療脱毛の施術は、レーザーの熱により毛根を破壊するため、一部の人には痛みを感じることがあります。
痛みは感じ方や毛の濃さにもよりますが、よく言われるのはゴムバンドでバチンと弾かれる感じです。

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施術の前に麻酔を使用したり、レーザーの出力を調節したりすることで、痛みを軽減することが可能です。
エステ脱毛よりは費用が高額
医療脱毛はエステ脱毛に比べて費用が高くなりがちです。
これは、使用する脱毛機器の差、施術を行う医師の技術力、クリニックの設備などによるものです。

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医療脱毛はその高い効果と安全性から、長期的に見ればコストパフォーマンスが高いとも言えます。
医療脱毛後の肌の状態
医療脱毛後の肌には、皮膚の赤みや腫れ、痒みなどが一時的に見られることがあります。
これらは大抵の場合、数日で自然に治まります。
しかし、それ以上の症状が現れた場合や気になる症状があれば、すぐに施術を受けたクリニックに相談することが重要です。

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しっかりとしたアフターケアと、自身の体調や肌の様子を観察し、必要な対処をすることで、安心して医療脱毛を受けることができます。
医療脱毛の値段と支払い方法
医療脱毛を考える際には、費用とその支払い方法が重要な要素です。

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それぞれのクリニックの価格設定や支払いの柔軟性も考慮に入れて選びましょう。
医療脱毛の一般的な費用
医療脱毛の費用は、施術部位、使用するレーザーの種類、必要な施術回数などによります。
顔や腕だけなど一部分であれば数万円で済みますが、全身脱毛の場合は数十万円以上かかることがあります。
また、クリニックによっては初診料や麻酔料が別途必要な場合もあります。

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割引制度については、クリニックごとに異なりますが、カウンセリング時に詳しく確認しましょう。
支払い方法の選択
医療脱毛の支払い方法は、クリニックによりますが、一括払い、分割払い、都度払いなどが選択できます。
一括払いは一番お得な場合が多いでしょう。
分割払いは負担を軽減できますが、総額が高くなる可能性があります。
また審査に通過すれば、医療ローンを組むことができるクリニックもあります。
都度払いは施術毎に支払うため、初めての人には安心ですが、対応していないクリニックもあるので注意が必要です。

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それぞれの方法にはメリット・デメリットがありますので、自分のライフスタイルに合ったものを選びましょう。
おすすめクリニックの選び方
自分に合った適切なクリニックを選ぶことは、医療脱毛をする上でとても重要です。

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クリニック選びの基準と、安全なクリニックを見つけるためのチェックポイントをご紹介します。
クリニック選びの基準
クリニックを選ぶ際には、脱毛効果はもちろん、価格やスタッフの対応、医師の資格や経験などを選ぶ基準にすると良いでしょう。
具体的には、初回カウンセリングの感触、アフターケアの充実度、口コミの信頼性などです。
必ず行われる初回カウンセリングは、クリニックを選ぶ基準になります。
カウンセリングを受けたからといって、必ず契約をしなくてはいけないわけではありません。

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しっかりと医師やスタッフの話を聞いて、どのようなクリニックかを見極めましょう。
安全なクリニックを見つけるためのチェックポイント
安全なクリニック選びにおいては、どんな医師が在籍しているのか、施設の清潔さや対応の丁寧さを確認するのがおすすめです。
また、クリニックの評判を調べるときは、公式ウェブサイトだけでなく、第三者の口コミサイトやSNSでの評価も確認しましょう。

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それらの情報を総合的に判断することで、安心して医療脱毛を受けられるクリニックを見つけることができます。
まとめ
この記事では、医療脱毛の概要から選択基準、価格などを見てきました。
医療脱毛は効果が高く持続性もあることから、永久脱毛を希望する人にとってはエステ脱毛に比べておすすめと言えます。
クリニックによって、扱っている医療脱毛機器や価格やオプションの内容などが違います。
重要なのは自身のニーズと状況に合わせて選ぶことです。
効果の期待度、コスト、時間、痛みの耐性などを考慮に入れます。
ぜひいろいろな視点から見て、自分自身にとって一番良いと思う方法を選びましょう。

この記事の執筆者
やまもと
都内在住 30代後半の独身OLです。
これまで様々な脱毛を試し、2016年頃から医療脱毛に出会いました。
これまで脱毛に使った金額は500万円以上。
東京都内から都内近郊のクリニックまで、色々なクリニックに足を運び、様々な施術を受けました。
中にはほとんど意味のなかった脱毛経験もあり、皆様に少しでも意味と意義のある脱毛情報を届けます。
やまもと