エステサロンと医療機関の脱毛機器の違い

 
エステと医療機関

医療機関では医療レーザーが中心

皮膚科、美容クリニックなどの病院で行われる脱毛は、基本的に医療レーザー脱毛機器を使って行われます。

日本では主に、アレキサンドライトレーザー(755nm)、ダイオードレーザー(800nm)、ヤグレーザー(1064nm)の3つが使用されます。

それらの医療レーザーは、毛に含まれるメラニンに吸収されて熱を発生させ、しっかりと毛根にダメージを与えることができます。
他にも、一部の医療機関ではIPL(光)と高周波を組み合わせた「フォトRF」などのレーザーとは違う治療器も使用されたりします。

エステサロンでは光脱毛が中心

病院ではレーザー脱毛が中心ですが、エステサロンの脱毛器は特殊な光を発する機器を使ったものが多いです。

IPL(インテンス・パルス・ライト)や、キセノンフラッシュを使用した機器がほとんどです。

それらは「IPL脱毛」「光脱毛」「フラッシュ脱毛」「プラズマ脱毛」などの名称で行われています。

他にも、高周波脱毛器という光脱毛とは違う脱毛治療を行っているところもあるようです。

エステサロンではレーザーを使用することはできない?

エステサロンでは、医療機関で行われるような医療レーザー脱毛は禁止されています。

医療レーザーは医師免許をもった者のみが行える医療行為であり、エステサロンが医療レーザー脱毛を行えば「医師法違反」として処分されることがあります。

ただし、一部のエステサロンでは医療行為に当たらない出力レベルの脱毛機器で脱毛サービスを行っているところもあります。
ただし、低い出力であれば効果はとても低くなります。

一部のエステサロンなどでは「光脱毛」や「フラッシュ脱毛」などの名称で脱毛治療を提供していることがありますが、それらは医療機関で受けれるレーザー脱毛治療のような効果・即効性はほとんどありません。

なお、レーザーを使った脱毛は、出力の違いだけではなく波長や肌の濃さ、毛の濃さなどによって反応が大きく異なります。
そのため、どこからが医療行為で、どこまでの範囲が医療行為でないのかを判断するのは難しいところです。

一般に永久的な脱毛効果を得るには毛根に60~70度の熱を与える必要があるとされ、そのレベルの熱を発生させるような脱毛行為を行うと医療行為とされます。

この記事の執筆者 やまもと

この記事の執筆者
やまもと

都内在住 30代後半の独身OLです。
これまで様々な脱毛を試し、2016年頃から医療脱毛に出会いました。
これまで脱毛に使った金額は500万円以上。
東京都内から都内近郊のクリニックまで、色々なクリニックに足を運び、様々な施術を受けました。
中にはほとんど意味のなかった脱毛経験もあり、皆様に少しでも意味と意義のある脱毛情報を届けます。